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再思三省

第78回 ラグビーW杯始まります

ラグビーW杯開幕を前に記者会見し、笑顔で並ぶワールドラグビー、ラグビーW杯2019組織委員会、日本ラグビー協会の関係者ら=東京都新宿区で2019年9月17日、長谷川直亮撮影

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「再思三省(さいしさんせい)」とは何度も考え、何度も自らを省みること。実際に紙面に登場した事例などをひきながら、月1回、三つずつのテーマで気をつけたい事柄をつづっています。なお、この中には必ずしも一般的に間違いとはいえないものもあります。読者への配慮や紙面上の統一などの点から決めているものは、理由とともに示しています。

国籍を超えた団結

 (ラグビーW杯に)20カ国が出場 → 20チームが出場

 20日に開幕するラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会にはイングランド、スコットランド、ウェールズの英国内3地域の代表、さらにアイルランドと英領北アイルランドから成るアイルランド代表も出場します。そのため「20カ国が出場」は誤りで、「20チーム」とするのがよいでしょう。またラグビーでは、代表チームの選手は必ずしもそのチームの国籍を持っていません。「○○人選手」と書くと不適切な場合もあるため要注意です。

怒っているの? 沈んでいるの?

 怒りが鬱屈 → 怒りが鬱積

 米国の白人の中で、移民に対する「怒りが鬱屈している」と表現する記事がありましたが、「鬱屈」とは「気分が晴れずふさぎ込むこと。憂鬱な気分になること」(大辞林)。「怒りが~」からはうまくつながりません。文脈からすると、「不平不満などが心にたまること」(同)を意味する「鬱積」が適当でしょう。難しい漢字を簡単に変換できる時代ですが、熟語を使う際には意味の精査をお忘れなく。

軟式野球は3連覇

 中京学院大中京高(愛知) → 中京学院大中京高(岐阜)

 今夏の高校野球・甲子園大会でベスト4の高校は岐阜県の「中京学院大中京」。最多の7度優勝している「中京大中京」(愛知)とは別の学校です。校名は1963年の創立時は「中京」、67年に「中京商」、2001年に再び「中京」、17年に「中京学院大中京」と変遷し、20年にはまたも「中京」に戻る予定なのだとか。対して中京大中京は1923年に「中京商」、67年に「中京」、95年に「中京大中京」という歩み。過去の「中京」「中京商」が現在のどちらにあたるかも気をつけなくてはいけません。

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