東京電力福島第1原発事故を巡り、旧経営陣の3人が刑事責任を問われた裁判。地震や津波の可能性の指摘に対し十分な安全対策を取ったかどうかが争点となった。東電は事故後に公表された新たな巨大地震の可能性には、すぐに対策に乗り出した。しかし福島第1原発の廃炉作業は順調ではない上、福島第2原発の全4基の廃炉も決めており経営面でも厳しい状況が続く。【荒木涼子、岩間理紀、奥山智己】
東電は現在、福島第1原発1~4号機の海側に、2020年度中の完成を目指して全長約600メートルの新たな防潮堤を整備中だ。将来、巨大地震の切迫性が高いことが分かり、何も対策を取らなければ、再び津波被害を受け廃炉作業に大きな影響が出ると予想されるからだ。
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