メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

教訓はどこに

東電強制起訴判決/上(その1) 原発事故、かすむ責任 無罪、どよめく傍聴席

 史上最悪レベルとされた原発事故に対する司法の結論は「罪に問えず」だった。津波による東京電力福島第1原発事故は予見できなかったとして、東電旧経営陣3人をいずれも無罪とした19日の東京地裁判決。3人は判決後に改めて謝罪したが、刑事責任は誰も問われない形となり、事故で家族と古里を奪われた避難者からは憤りの声が上がった。市民による強制起訴で始まった原発事故裁判の教訓は、どこにあるのか。

 「被告人はいずれも無罪」。午後1時15分、東京地裁で最も広い104号法廷。起立した旧経営陣3人は、永渕健一裁判長が読み上げた主文に身じろぎもせず聴き入った。傍聴席からは「えー」「うそー」と怒声が上がり、どよめきが広がる。3人は頭を下げ、自席へ。武藤栄元副社長(69)は険しかった表情を少し和らげ、傍聴席に一瞬、目を向けた。

この記事は有料記事です。

残り1226文字(全文1580文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 大人気、耳にかけないマスク 「小耳症」の人にも 誰もが当たり前に着けられるように

  2. 南西諸島でゴキブリ新種見つかる 国内で35年ぶり 多様性解明に一歩近づく

  3. 経路不明急増、保健所パンク…「日本モデル」もう限界 「政府も危機感共有を」

  4. 「感染を制御できない」 専門家に強い危機感 会合後に漏れた本音

  5. ソフトバンクの選手が付けている目の下の「黒いアレ」って何?

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです