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ラグビーW杯開幕 日本勝利にハイタッチ ビール売り上げ「いつもの2~3倍」

スタンドで盛り上がる日本のファン=東京・味の素スタジアムで2019年9月20日、長谷川直亮撮影

 日本の白星発進を告げる笛がスタジアムに鳴り響くと、大きな拍手と歓声が起きた――。20日に開幕したアジア初開催のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会。東京・味の素スタジアム(東京都調布市)の開幕戦で日本はロシアに勝利した。4万6700席のチケットは完売し、詰めかけたラグビーファンが熱戦に大声援を送った。

 午後3時の開場1時間前には200人以上の熱心なファンが日本代表ユニホーム姿で列を作った。午前11時半に一番乗りで正面ゲート前に並んでいた東京都府中市の会社員、並木博道さん(56)は「試合前の雰囲気も好きでイベントや開会式も楽しみたいので早く並んだ」と話した。

 世界規模のスポーツイベントとあって、開幕戦には多くの海外客の姿も。南アフリカから息子と来たリー・ウォーターさん(58)は「前回大会で南アフリカが日本に敗れたことをよく覚えている。決勝トーナメントで日本とまた対戦できたらいい。今大会は南アフリカが3回目の優勝をするよ」と笑顔だった。

ラグビーワールドカップ開会式で披露されたパフォーマンス=東京・味の素スタジアムで2019年9月20日、宮武祐希撮影

 ロシアから訪れたラドミル・バリウレンさん(38)たちは試合前、日本人ファンと肩を組んで記念撮影するなど友好ムード。「でも28対21でロシアが勝つだろう。いい試合を期待している」と気勢を上げた。

 開幕戦に先立って、航空自衛隊「ブルーインパルス」による展示飛行があり、歌舞伎など日本の伝統と出場各国・地域のチームが紹介された開会式で開幕が宣言されると、大観衆から地鳴りのような歓声が湧き起こった。

ラグビーW杯開会式前に披露されたブルーインパルスによる編隊飛行=東京・味の素スタジアムで2019年9月20日午後5時10分、宮武祐希撮影

 ラグビー観戦は「ビール片手に」というファンも多いが、開幕戦でも売れ行きは好調。普段も味の素スタジアムでのJリーグ戦でビール売り子のアルバイトをしているという大学4年生の女性(21)は「いつもの2~3倍は売れている印象。盛り上がり方が違って面白い」と話した。

 試合は日本のミスからロシアに先制トライを許すなど苦しい展開が続き、どよめきが起こる場面も。前半終了間際に逆転すると、埼玉県川口市の会社員、高橋健一さん(35)は立ち上がって両手を突き上げ、「とりあえずほっとした」と話した。

 後半も2トライを挙げて日本が逃げ切り、ファンも胸をなでおろした様子。日本が勝利すると、ハイタッチで喜び合い、「ニッポン」コールが起きた。東京都練馬区の会社員、渡辺知子さん(33)は「立ち上がりはW杯独特の緊張感があったのだと思う。逆転してからは安心して見られた。次は格上のアイルランドだが頑張って勝ってほしい」とエールを送った。【大島祥平】

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