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豚コレラ1年

山県の養豚場 がらんどうの飼育舎 /岐阜

ガランとした豚舎に立つ橋枝浩さん=岐阜県山県市田栗で

 消毒を終えた建物はがらんどうで、家畜のにおいも消えていた。1棟で最大1000頭を飼育できる豚舎。「人に食べてもらえての飼育豚。そこまで育ててあげられなかった」【岡正勝】

 山県市田栗の養豚場「ハシエダ養豚」の橋枝浩会長(64)はそう語り、声を詰まらせた。経営する2農場(美山、伊自良)とも豚(とん)コレラが発生し、計約9000頭の殺処分を余儀なくされた。

 肥育を担う美山農場は飼育豚舎16棟に加え、離乳舎2棟や堆肥(たいひ)舎がある。伊自良農場は繁殖用の豚を飼う。高校生の時、豚3頭の飼育からスタートした橋枝さんは、1976年、県農業大学校卒業と同時に創業した。

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