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昭和史のかたち

維新後見落とされた天皇像=保阪正康

新資料に見る戦争への懐疑

 日本近現代史の年譜を見ていると、時折、この国の最大の誤りは、幕末から明治維新期が意外なほど円滑にいったために、多くの積み残しがあったことではないかと感じられる。そのつけが、昭和という時代に極端な形で表れたのではないかと私には思える。たとえば、もし旧幕府側が長州・薩摩軍の隆盛を断固として拒否し、史実より積極的に交戦していたら、事態がどう変わったか、わからない。

 幕藩体制は少なくとも260年続いたのである。そこに蓄積された歴史的遺産はどこへいったのだろうか。もし江戸時代の資産が生きていれば、昭和はもっと知的に推移したのではないか。私は、昭和は次のような特徴を持っていたと思っている。箇条書きにしてみよう。

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