「気候変動対策の強化を」デモ、世界各地で　NYでは環境少女グレタさん参加

　国連の気候行動サミットを前に、気候変動の危機を訴える若者たちを中心とするデモが20日に世界各地で行われた。サミット開催地の米ニューヨークでは、スウェーデンの16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが加わり、市は約6万人が参加したと発表。主催グループによると、この日は150カ国で計400万人が政府や大企業に気候変動対策の強化を訴えた。

　ニューヨークで参加者らは「我々の未来が無視されている」「地球の代わりの惑星はない」などと書いた手作りのメッセージボードを掲げて通りを埋めた。現地の高校に通う佐藤笑理さん（17）は「未来の世代が生きるための権利を守りたい」と参加を決めたという。