殺処分を減らそう 引退競走馬の「第二の人生」支援 山梨の牧場が年間100頭再調教

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競走馬を引退した馬を運ぶ小須田牧さん=北杜市で2019年6月21日午後3時5分、井川諒太郎撮影
競走馬を引退した馬を運ぶ小須田牧さん=北杜市で2019年6月21日午後3時5分、井川諒太郎撮影

 競走馬としての役目を終えた引退馬の「第二の人生」を支援するため、山梨県北杜市の牧場施設「ホース・ブリッジ」社は年間約100頭を再調教し、乗馬クラブなどに引き渡している。代表の小須田牧(こすだまき)さん(38)は「多くの引退馬は行き場がない。活躍の場を増やしたい」と話している。【井川諒太郎】

 引退馬を支援する公益財団法人「ジャパン・スタッドブック・インターナショナル」によると、競走馬となるサラブレッド系の馬は年間約7000頭生まれる。2、3歳でデビューし、多くが5歳までに競走馬登録を抹消される。その後は飼育費用がかさむなどの理由で殺処分されるケースも少なくない。

 「引退馬を再び活躍させてほしい」。乗馬クラブが集中する北杜市で、20歳から競走馬の輸送に関わってきた小須田さんは多くの調教師に求められてきた。その期待に応えたいと考えたのが、2016年の同社設立の動機。実家の牧場施設を調教場所として使い、県の馬術場職員だった2人を調教師として迎えた。調教師の安永博紀さん(42)は「全ての馬を救えなくても、少しでも多くの馬を長生きさせたいと思う」と話す。

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