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「めっちゃ誇りに思う」ラグビーW杯、トンプソンが偉業 日本選手初の4大会連続出場

ロシア戦の後半、密集でボールを確保するトンプソン(中央)=東京・味の素スタジアムで2019年9月20日、宮武祐希撮影

 20日に開幕したアジア初開催のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会で、日本代表のテストマッチ最年長出場記録を持つFWのトンプソン・ルーク(38)=近鉄=がロシアとの開幕戦(東京・味の素スタジアム)に途中出場し、日本選手初となるW杯4大会出場を果たした。トンプソンは「本当? 知らなかった。めっちゃ誇りに思う」。おなじみの関西弁で偉業達成を喜んだ。

 ロシアがPGを決めて、20―10と10点差に追い上げた直後の後半20分。人気者の登場に、4万5000人余りが詰めかけたスタジアムは、歓声に包まれた。前回の2015年大会に37歳で出場した大野均(東芝)の持つ日本代表のW杯最年長出場記録も更新。ニュージーランド出身で日本国籍を取得した来日16年目の鉄人が、歴史に名を刻んだ瞬間だった。

 自国開催による開幕戦の重圧の中でも、持ち味の献身的プレーは揺るがなかった。グラウンドを走り回り、密集でのボール争奪戦で体を張る。力強い突破やタックルで、仲間を鼓舞し、ロシアの反撃ムードを封じ込めた。「(勝ち方は)きれいじゃないけど、結果は良い。スタジアムの雰囲気も良かった」。4度目の大舞台を心から楽しんでいた。

 W杯には07年フランス大会から4大会連続の出場となった。4大会でW杯代表に選出された日本選手は元木由記雄さんや松田努さんもいるが、4大会とも出場したのはトンプソンが初めてだ。この試合でW杯の通算出場試合数を11に伸ばし、小野沢宏時さんの持つ日本選手最多記録(12試合)に、あと1に迫った。それでも、1次リーグ第2戦となる28日のアイルランド戦(静岡スタジアム)に向け、「自分のことは関係ない。一番大事なのはチームが勝つこと」と言い切った。日本のスローガン「ONE  TEAM(ワンチーム)」を誰よりも体現する頼もしい男だ。【長宗拓弥】

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