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5年ぶりのリーグ優勝を果たした巨人。要因は、7月にプロ野球史上13人目となる1000勝に到達した原監督の采配による部分が大きい。
その最たるものが2番を主将の坂本勇、3番を新戦力の丸でほぼ固定したことだ。原監督がイメージしたのは「一回から2点を取る力のあるダブル3番」だった。
打席の巡ってくる機会が増えた坂本勇は39本塁打、93打点と活躍した上、投手の警戒が強まり昨季より13個も多い74四球を選んだ。必然的に後ろに控える丸にもチャンスが増え、27本塁打、89打点と機能した。負担の軽減した4番・岡本も30本塁打、89打点と結果を出している。
また、原監督の下でコーチを務めた経験のある巨人OBは「以前から、選手起用の仕掛けが早かったが、さらに積極的になった」と指摘する。今月16日の阪神戦では、終盤までに捕手の炭谷以外の野手を全員投入。1点を追う九回1死一塁で、代走に投手の宮国を起用し、球場は騒然となった。試合には敗れたが、今季を象徴するシーンの一つだった。
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