近年注目を集める「グランピング」。グラマラス(魅力的な)とキャンピングを組み合わせた造語で、ホテル並みのサービスを受けながらキャンプも楽しめる宿泊スタイルだ。山梨県身延(みのぶ)町の老舗旅館でグランピングを体験した。【野呂賢治】
訪れたのは下部(しもべ)温泉郷(身延町)。富士山の西部に位置し、ひっそりとした山里に30軒ほどの旅館やホテルが建つ。戦国武将の武田信玄が上杉謙信との「川中島の戦い」で負った傷を癒やしたと伝えられ、信玄の隠し湯として知られる湯治場だ。
キャンプとはにわかに結びつかないこの温泉郷で、グランピングを提供しているのが今年で創業90年の「下部ホテル」。1日1組限定で10月20日まで受け付けている。ホテルに到着後、広い敷地の奥に案内されると、木々に囲まれた一角にベルテントと呼ばれる大型テントが設営されていた。中には二つのベッドとテーブルが配置され、ゆったりと過ごせる空間が広がっている。
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