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藻谷浩介・評 『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』=大木毅・著

 (岩波新書・929円)

無用の軍備が招いた悪循環

 ハリウッドの影響だろうか、第二次世界大戦に関しては、欧州の西部戦線と太平洋戦争、すなわち米国の主戦場だった二方面ばかりが語られがちだ。だが実際の犠牲者数は、日中戦争と独ソ戦の方がはるかに大きい。そしてその両者とも、米国が真珠湾攻撃を受けて参戦した1941年12月の時点で、十全に泥沼化していたのである。

 筆者が独ソ戦の凄(すさ)まじさに初めて気付いたのは、2014年の夏、モルドバ共和国の首都キシニョフ…

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