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「教会でミサができない」 中国・バチカン和解後に進む信者抑圧の実態

 キリスト教カトリック総本山のローマ法王庁(バチカン)と中国当局が、司教の任命権を巡る歴史的な和解を果たして22日に1年を迎えた。カトリック界にとっては、中国当局が法王の権威を事実上認めた大きな一歩と言えるものの、習近平指導部は「宗教の中国化」を掲げて共産党による管理を徹底し、信仰への抑圧はむしろ強まっている。

 「教会でミサができなくなった。信者の家に集まり、祈っている。これが和解後に起きた現実だ」。中国浙江省に暮らす、非公認の地下教会信徒が明かした。地元の神父が政府系教会組織「中国天主教愛国会」(愛国会)への加入を拒んだため、教会での活動を禁じられたという。この1年間、地下教会の聖職者が、当局から「愛国会」の傘下に入るよう「踏み絵」を迫られる事例が各地で報告されている。

 中国のカトリック教会は1950年代以降、共産党の指導に従う政府系教会と、法王への忠誠を貫く地下教会に分裂した。昨年9月22日、中国とバチカンは司教の任命手続きで、互いの関与を認める暫定合意に達して和解した。

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