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広域防災基地の中の「小さな森」に立つ青木栄司さん=東京都立川市で2019年6月13日
広域防災基地の中の「小さな森」に立つ青木栄司さん=東京都立川市で2019年6月13日

 トウカエデやケヤキが植えられた三角形の土地にヘリコプターのホバリングの音がけたたましく響く。東京都立川市の米軍立川基地跡の一角だ。

 1970年代に基地が米国から返還された後、陸上自衛隊立川駐屯地や消防庁航空隊などから成る広域防災基地ができた。地元農民の青木市五郎さん(故人)はその中にあった自分の土地を国から返してもらい、小さな森を作った。市五郎さんの孫栄司さん(64)は「返ってきた土地だから、できる限りこのままにしたい」と話す。

 戦後、日本軍の飛行場を接収した米軍立川基地は、砂川町(現立川市)の農地を接収して拡張した。青木さんの土地もそうだ。さらに拡張する計画があり、反対する農民たちを支援する労働者や学生7人が57年、基地敷地に数メートル立ち入ったとして、日米安全保障条約に基づく刑事特別法違反で起訴された。「砂川事件」と呼ばれる。

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