脳性まひのチンパンジー「ミルキー」に新施設完成 高知・のいち動物園
毎日新聞
2019/9/23 12:40(最終更新 9/23 12:41)
有料記事
596文字
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

生まれながら体に障害を抱えている高知県立のいち動物公園(香南市野市町大谷)の雌のチンパンジー「ミルキー」(6歳)のための屋外新施設が完成し、22日に披露された。従来の屋内施設と比べると、より自然に近い環境。飼育を担当する山田信宏さん(46)は「将来は、他のチンパンジーと同じ時間・場所で過ごすことができれば」と期待する。【郡悠介】
ミルキーは2013年に心肺停止状態で産まれ、脳性まひの後遺症がある。右半身を中心にまひなどの障害が残り、園内のチンパンジーの群れとは別に、専用の屋内施設がある。同園は専門家によるリハビリや他のチンパンジーとの檻(おり)越しの対面に取り組んできた。その一環で、より外に近い環境での生活を目指して、昨年11月から約1年かけて屋外施設を完成させた。
この記事は有料記事です。
残り258文字(全文596文字)