27日公開の映画「惡の華」(井口昇監督)で、ある出来事をきっかけに同級生に支配され自我が崩壊する中学2年生・春日役を演じた。「思春期の行き場のないモヤモヤやイライラは、僕自身も含めて誰もが通る道。モヤモヤを自分の中で昇華させて一緒に歩んでいくきっかけにこの映画がなればうれしい」
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原作は押見修造の同名漫画。ボードレールの詩集「惡の華」を心のよりどころにする春日は、衝動的にクラスのマドンナ、佐伯(秋田汐梨)の体操着を盗んでしまう。それを知った問題児の仲村(玉城ティナ)に「クソムシ」「変態」とののしられ、佐伯の体操着を無理やり着せられた春日は恥辱と共に興奮を覚える。
佐伯のブルマの匂いをかいだり、仲村に罵倒されたりする姿は衝撃的で、自身のさわやかなイメージとは正反対。「春日を演じた後、自分はどういう役者になっているんだろうと、すごく興味があった。絶対に挑戦すべき作品だと思った」と、初めて台本に目を通した時の印象を振り返る。
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