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ロケ地物語

歴史ある街並みや豊かな自然に恵まれた東北は数々の映画のロケ地となってきた。各地で映画の撮影に協力した人々の話を通して、作品に映し出された東北の魅力に迫る。

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ロケ地物語

東北から生まれた映画たち/1 八甲田山 青森 人工雪崩で迫力シーン /青森

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らしゃのオーバー、わらの軍靴、小銃の装備で弘前-青森間の雪中行軍に成功した第31連隊
らしゃのオーバー、わらの軍靴、小銃の装備で弘前-青森間の雪中行軍に成功した第31連隊

健さん愛飲コーヒー、今も

 青森市中心部にある青森歩兵第5連隊の兵舎跡。現在は県立青森高校が建ち、兵舎の門だけが残る。

 1902年1月。八甲田山への雪中行軍で199人が犠牲になった第5連隊の将兵たちは当時、ここから出発した。その場面は、映画「八甲田山」で、行軍の指揮官である神田大尉(北大路欣也)を先頭に連隊の各小隊が勇ましく出陣するシーンに再現されている。

 「夜の撮影が多かったし寒かった。フィルムが凍ってパリパリと折れてしまうんだ」。スチールカメラマンとして撮影に参加した藤巻健二さん(83)=青森市=は述懐する。地元新聞社に10年勤め、当時はカメラ店を経営していた。藤巻さんが八甲田山に詳しいと聞きつけた森谷司郎監督からじきじきに請われた。

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