台風15号 そば「千葉在来」も被害 半分壊滅 加藤ファーム /千葉

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「実がつくか心配」と、追いまきしたそばを見つめる加藤さん。ちょうどこのぐらいの時に台風の被害を受けた=千葉市若葉区野呂町で
「実がつくか心配」と、追いまきしたそばを見つめる加藤さん。ちょうどこのぐらいの時に台風の被害を受けた=千葉市若葉区野呂町で

 希少な県産そば品種「千葉在来」を栽培している千葉市若葉区野呂町の「加藤ファーム」も台風15号の被害を受けた。8月末に種をまき、10センチほど伸びたそばが風で吹き飛び、全約12ヘクタールの半分が壊滅した。経営する加藤明男さん(71)は「台風の直後に大急ぎで追いまきしたが、実がつくだろうか」と心配している。

 千葉在来は明治初期に埼玉県から同町に持ち込まれた。生産量は少ないが、味のよさでは「常陸秋そば」に劣らないとも言われている。加藤さんは「千葉在来普及協議会」の副会長として仲間を増やしながら長年にわたって種を守り続けてきた。栽培農家らは20人に増えた。だが千葉在来は湿気や霜に弱く、遅くても11月末までには収穫しなければならないという。加藤さんは「一昨年は収穫時の台風で生産量が激減し種の確保がやっとだ…

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