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ひと@あいち

庭師 阪野安晶さん(33) /愛知

阪野安晶さん

 生い茂る木の葉を手に取り、丁寧にはさみを入れていく。葉と葉の間に隙間(すきま)ができると、木に表情が生まれる。庭師の阪野安晶さん(33)=安城市赤松町=は、県内外の民家や寺などの庭を手掛ける。「庭造りは心と心の付き合い。依頼主が日ごろから何を大切にしているのかを見極めることが重要」と話す。

 「日本文化は引き算の美学。庭の美しさも『間』にあると思います」。朴とつな話し方がいかにも職人らしい。休みの日は京都の庭園を見学したり、落語会に顔を出したりして伝統文化に触れるようにしているという。

 庭師になったのは偶然だった。手に職をつけようと大学3年の時に働き口を探していたところ、大手造園会社がたまたま社員を募集していた。同社で3年間、街路樹の剪定(せんてい)作業や工場施設内の緑地管理を学んだ後、一人親方の元に弟子入りした。「昔から古き良きものに興味があり、日本庭園の仕事をしたいと思った」と話す。

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