メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

消費税増税・その先に

節約生活、嘆く消費者

消費税増税前のまとめ買いを促すセールを行う小売店も多い=東京都内で19日午前11時5分、藤渕志保撮影

 消費税率10%への引き上げが、1週間後に迫った。政府は税収を社会保障の充実に充てる予定で、幼児教育・保育の無償化も同時に始まる。だが、消費者や中小企業などは負担増に身構え、増税が景気を下押しする懸念も拭いきれない。2014年4月の税率8%への引き上げ以来、5年半ぶりとなる消費税増税が、暮らしや経済、社会保障や財政政策に与える影響を検証する。

 「増税後は値段のチェックがますます厳しくなりそう」。東京都練馬区の武蔵関駅前通り商店街。9月19日のお昼前、近くに住むパート女性(64)は、ドラッグストアでティッシュペーパーをまとめ買いするか迷っていた。定年退職した夫(67)は再雇用で働いており、一人娘も結婚して手を離れた。だが、将来必要になるかもしれない介護費用などが不安で節約を続けており、「増税後は買い物を減らすしかない」とこぼす。普段から近隣で一番安い店を探して買い物をしているといい、この日も女性は「あっちのスーパーの方が20円安かった」と、足早に元来た道を戻っていった。

 今回は、飲食料品(酒類と外食を除く)の税率を8%に据え置く軽減税率が導入されるが、身近な日用品は軒並み増税となる。江東区の砂町銀座商店街で買い物をしていた事務員の森彩加さん(43)は、「増税でも収入は増えないので節約せざるを得ない」と嘆く。軽減税率対象外のビールを買いだめしたが、「酒量を減らす」と約束した夫はいつもより早いペースで飲んでしまい夫婦げんかになったという。

この記事は有料記事です。

残り2694文字(全文3320文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「優しく温厚。成人式で会えると…」 大阪・巻き添え死 女子学生の友人が涙

  2. 大阪・梅田HEP FIVEで高校生転落し死亡 路上の19歳巻き添え意識不明

  3. 24歳兄が妹・弟を包丁で刺す 犯行後飛び降りか、兄は死亡 東京・東村山

  4. #排除する政治~学術会議問題を考える 行革や効率性で「文句を言う人」飛ばす怖さ 菅政権の新自由主義 重田明大教授

  5. 時代の風 菅政権1カ月 民主主義の本質は議論=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです