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私だけの東京・2020に語り継ぐ

社会学者・大澤真幸さん 自信を持たせてくれた街

 東京大学に受かった18の春、長野県松本市から吉祥寺に出てきました。「ジョージ」なんて言われ始め、人気が出てきたころです。そんなに先進的な街ではないと思いますが、僕には都会に見えました。1977年のことです。大学に入って最初の自己紹介の場で、同級生たちが半分自嘲気味に受験勉強の話を始めました。同級生には東京か、地方でも大都市の出身者が多く、彼らは受験のテクニックを心得ていたので、自分は田舎にいたんだ、何も知らなかったんだ、とつくづく感じました。

 僕が出た松本深志高校は旧制中学のイメージが強く残っていて、「立身出世して、日本の国を担いなさい」み…

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