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 <教授・岡室美奈子の私の体はテレビでできている>

 NHK連続テレビ小説(通称・朝ドラ)100作目の「なつぞら」が大詰めである。内容については賛否両論あったが、私は100作目にふさわしい作品だったと思う。

 多くの朝ドラは、なんらかの職業に就くことを目指し、「なりたいもの」や「やりたいこと」に向かってまい進するヒロイン(時には男性主人公)を描いてきた。けれども朝ドラヒロインは同時に良妻賢母であることを求められる存在でもあったため、矛盾が生じがちだった。女性が結婚や出産後に仕事を続けることは困難を伴う。そのため結婚や出産を機に、情熱を持って目指していたはずの目標を諦めたり、仕事をやめたりするヒロインも少なくなかった。

 「なつぞら」は、戦災孤児のヒロインなつ(広瀬すず)が念願のアニメーターになり、結婚や出産を経験しながら、いかに仕事を続けるかを、きっちり描こうとした。出産が昭和43(1968)年ごろだから、世間の理解を得るのは並大抵のことではなく、相談に行った福祉事務所で、子どもを「犠牲」にしてまで働くのかと言われたりもする。

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