子ども茶わんにも戦時色 愛南町で採集 旭日旗や独伊国旗、統制番号入りも /愛媛

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旭日旗の絵柄の子ども茶わん=愛媛県愛南町教委蔵
旭日旗の絵柄の子ども茶わん=愛媛県愛南町教委蔵

 戦中に生産・流通したと思われる子ども用茶わんが愛南町内で採集された。軍事同盟である日独伊三国同盟(1940年調印)の影響か、当時のイタリア、ナチスドイツ国旗や旭日(きょくじつ)旗を描いた戦時色濃い茶わんがある一方、カラフルなワンピースの少女と鳩(ハト)をあしらった夢のある絵柄も。採集した多田仁(じん)・県埋蔵文化財センター係長が考古学研究誌「愛媛考古学」に発表した。【松倉展人】

 茶わんはいずれも破片で、多田さんが2017年に愛南町の山地で採集した。戦時中に軍旗・軍艦旗として使われた旭日旗の絵柄が入った茶わんには統制陶器(ことば欄参照)であることを示す「岐507」の統制番号があり、現在の岐阜県土岐市にある「土岐津陶磁器工業組合」加盟業者の産とみられる。また、少女の茶わんは統制番号から、同県多治見市の「西南部陶磁器工業組合」傘下の業者によるものとされる。当時のイタリア国旗や…

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