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いきものと生きる

「赤い薬」のダニに興奮=五箇公一

ナミケダニ=五箇公一さん提供

 以前にも書かせていただいたが、私の本当の専門はダニ学である。ダニ学者の自分が、一度は食べてみたいと願っているダニがいる。それはインターネット上の動画での偶然の出合いが始まりだった。

 その動画の撮影場所はインドのプリという街で、草原の地面からぞろぞろ出てきてうごめく真っ赤な「むし」を村人たちが拾って集めるシーンが繰り広げられていた。彼らの手のひらに乗っている「むし」のアップを見てみると、それは昆虫ではなく、体長2センチ近くもあるダニだった。

 姿形から、ナミケダニ科に属するダニの一種と思われた。ナミケダニの仲間は世界的に広く分布しており、通称「レッド・ベルベット・マイト(赤いじゅうたんを身にまとったダニ)」と呼ばれる自由生活者。普段は地中に暮らし、昆虫やセンチュウ、菌など、有機物を食べて生きている土壌生物である。

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