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かつらの裏に金塊 消費増税で利ざや稼ぎ 手口巧妙、密輸増を税関警戒

関西国際空港で摘発された金の密輸事例。昨年、訪日外国人がかぶったかつらに金塊が隠されていた=関西国際空港で2019年9月9日午前10時59分、小松雄介撮影

 10月に消費税率が10%に引き上げられるのを前に、全国の税関が金密輸への警戒を強めている。税率が5%から8%になった2014年以降に急増しており、手口は巧妙化。金塊をかつらの裏に隠した外国人が摘発されたり、金を黒く塗って書道の道具に見せかけたりしていたケースが発覚している。

 海外から金を持ち込む際、税関に申告して消費税を納付しなければならないが、密輸をして日本で消費税込みの価格で転売すれば消費税分がそのまま利益になる。格安航空会社(LCC)のアジア便が増加して運搬コストが下がったこともあり、消費税率が上がれば密輸業者の「利ざや」はさらに大きくなる。

 財務省によると、金の密輸に絡んで全国の税関が刑事告発するなどした処分件数は13事務年度(13年7月~14年6月)は8件、脱税額は総額3089万円。その後、右肩上がりで17事務年度(17年7月~18年6月)の処分件数は720件、脱税額は15億389万円で、いずれも過去最高を更新した。同省は昨年、全国の税関にゲート型の金属探知機を配備。関税法改正で罰金を引き上げるなど対策を強化している。

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