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伝えたい東京へ

父の遺言胸に過去最高タイ10位 男子バスケ元日本代表・江川嘉孝さん(76)

1964年東京五輪の男子バスケットボールの予選リーグでイタリアと対戦する日本=東京都渋谷区で1964年10月17日撮影

 男子バスケットボールは来年の東京大会で、1976年モントリオール大会を最後に遠ざかっていた五輪の舞台に立つ。元日本代表の江川嘉孝さん(76)が予選リーグ7戦中3勝を挙げ、存在感を示した64年東京大会を振り返った。【仁瓶和弥】

 <江川さんが五輪を目指した原点は太平洋戦争で戦死した父・栄さんの思いだった>

 私が生まれて間もないころ、父はフィリピンで戦死しました。出征の際、「自分はおそらく死ぬだろう」と覚悟していたそうです。父は学生時代、陸上の短距離選手で、将来は五輪出場を目指していました。母も幼いころに亡くしたため、親戚から「お前は大きくなったら五輪に行くんだ」と言われて育ちました。「五輪に行くこと」は父の遺言になったわけです。

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