7月の参院選から約2カ月。枝野幸男代表率いる野党第1党・立憲民主党に対する「失速」の評価に、かすかな違和感を覚えていた。議席はほぼ倍増。報道各社の事前予測には届かなかったが、国会で議席というリアルパワーが増した意義の方が大きいはずだ。むしろ参院で立憲と野党第1党争いを演じた国民民主党の敗北により、立憲は衆参両院で「野党の中核」の立場を固めたのではないか――。
そんな思いを胸に選挙後、落選者や支持者の声に耳を傾けた。彼らから感じたのは、予想を上回る強い敗北感だった。「落ち込む結果ではないのでは」と言いかけて気付いた。「敗北」の意味が、永田町で見えるものと違うのだ。
この記事は有料記事です。
残り1735文字(全文2020文字)