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阿部 引退会見涙なし「今が最高の思い出」(スポニチ)

会見で笑顔の阿部=スポニチ提供

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 巨人・阿部慎之助捕手(40)が25日、東京都内のホテルで引退記者会見を行った。背番号10のTシャツを着た報道陣に囲まれた中で、周囲やファンへの感謝、現役生活の思い出、野球への愛情を語った40分間。涙は一切見せず、阿部らしく終始笑顔で通した。あす27日のDeNA戦(東京ドーム)で、引退セレモニーに臨む。

     巨人カラーのオレンジ色のネクタイを締めて現れた阿部に、しんみりムードは無縁だった。約150人の報道陣。全員が球団の計らいで準備された背番号10のTシャツを着ており、個々の表情を「神妙だな、みんな」といじった後に「Tシャツ着てくれてありがとう」と続けた。

     「記者会見をこんなに盛大にしていただけると思いませんでした。引退を決めて、しゃべっているというのは想像もできなかった。今が最高の思い出」

     うれしいこともつらいことも「話していたら明日の朝になっちゃう」と語った19年のプロ野球人生。人気も実績も残したからこそ用意された会見を、一番の思い出に挙げた。

     5年ぶりのリーグ優勝翌日、22日ヤクルト戦の試合前。神宮のクラブハウスで、原監督と2人だけで話した。「思っていることがお互いに一致した。将来のことであったり、僕が思っている以上に考えてくださった」。2000安打に400本塁打も達成できた。「一番は坂本キャプテンになって優勝できた。ある意味、僕も肩の荷が下りた」とユニホームを脱ぐ決断をした。

     選手生活にピリオドを打っても、野球愛は変わらない。「誰よりも野球が好き。そこが原動力。一寸たりとも心の中から消えないもの。たぶん死ぬ寸前まで野球が好きなんじゃないですかね」と頭から離れることはない。

     「キャッチャーだったからここまで打てた」。死ぬ気で勉強した配球を打席でも生かし、快音を響かせた。ファンの応援も力になった。特にここ数年の代打登場時は地鳴りのような声援。「身震いするくらい毎回感動させてもらっています。本当にありがたい」と感謝した。将来の監督候補と目されるが、気になる今後については「身近な大事な試合に集中したい」と、まずはCS、日本シリーズに集中する。

     会見の終了直前。「ちょっと待ったー!」と坂本勇、亀井、沢村、マシソンが花束を持ってサプライズ登場。ここでも涙は見せず、「泣かなくてよかった」と笑顔で会見場を後にした。明るい阿部慎之助のまま、4度目の日本一という頂を目指す。 (スポニチ 青森正宣)

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