桜井市三輪地区で500年ほど前に食べられていたとされる菓子「あめちまき」を高校生らが現代風にアレンジし復活させた。味や形が不明だったため、地元商店主らがレシピの考案を依頼。27日から新しい「三輪土産」として本格デビューする。【広瀬晃子】
復活した現代版あめちまきは、酒粕やそうめんなどの地元の名産を使った焼き菓子。三輪独自の土産を作ろうと、地元の表具店や酒造店、製麺所の店主らがチームを作り、一昨年から開発に取り組んだ。
同チームが調べた文献によると、あめちまきは当時、三輪周辺で食べられていた名物とされ、中世の短歌の遊び「職人歌合(うたあわせ)」の歌や絵などにも登場する。しかし江戸時代以降の情報は途絶えており、味や形も分からなかったため、オリジナルの現代版を作ることにした。若い発想で作ってもらおうと、昨年3月にフードデザイン科がある県立磯城野高校(田原本町)に製作を依頼した。
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