緑蔭(いん)や矢を獲ては鳴る白き的
竹下しづの女の句碑は生家に近い八社神社のそば、長峡川のほとりにある。平尾台の千仏鍾乳洞渓谷で産出したという自然石に自筆の句が刻まれ、その碑を覆うように、葉を繁らせた木が背後に立ち、木蔭(こかげ)をつくっている。
しづの女の没後、地元有志が建立。除幕式は1979年11月に執り行われ、交流のあった俳人、横山白虹は「除幕されてここに碑面が現れましたときに、なにか生前のしづの女さんに感じがすごく似ているのでびっくりしました」と祝辞を寄せた。
豪農の長女として生まれ、福岡女子師範学校に進学。小学校で教鞭(べん)をとった後、小倉師範学校助教諭…
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