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輸出急減、缶詰値上げ サバに何が起きている?

店頭に並ぶマルハニチロのサバ缶=2019年9月10日、深津誠撮影

 サバが大変なことになっているという。サバ缶は値上がりし、クロマグロの養殖などに使われる生サバ価格も急上昇。一方、輸出は急減している。一体何が起きているのか――。

 鹿児島県・奄美大島沿岸に広がるマルハニチロの養殖場。いけすに横付けされた船上の機械から大量のサバが勢いよくはき出されていく。養殖クロマグロは出荷前に脂を乗せるため、生のサバを与える。1キロ太らせるのに13~14キロの生えさが必要となるが、「生えさはとんでもなく高くなっている」。養殖場所長の小野寺純(50)は頭を悩ませる。「20年ぐらい前は1キロ30円を下回っていたが、今では3倍以上に値上がりした」

 原因は遠いアフリカ大陸にあった。ここ2~3年でナイジェリアやエジプト、ガーナへの日本からのサバの輸出が急増。全体の輸出量は2018年までの5年間で倍以上に増え、この3カ国で約半分を占めた。経済成長で購買力が増したものの、ノルウェー産のサバが厳しい資源管理の効果で大型化し、価格上昇して手が出せなくなった。このため、小型サバの漁獲量が多い日本からの購入を増やしたのだ。

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