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15日にあった東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で、選手たちの「足元」に注目が集まった。多くの選手が同じピンク色のシューズを着用していたからだ。あれは一体何だ?【川崎桂吾】
注目のシューズは、ナイキの「ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」。いわゆる「厚底」の最新モデルだ。MGCでは男子の出場選手30人中16人が着用。2時間11分28秒で優勝した中村匠吾(富士通)をはじめ、代表権を得た男女4人のうち3人が履いていた。
マラソンでは足の力が地面に伝わりやすい「薄底」が常識だった。厚底はクッション性に優れているが、スピードには欠けるとされてきたためだ。しかし2016年のリオデジャネイロ五輪で、同社の厚底シューズの試作品を履いた選手が男女マラソンのメダル全6個中5個を獲得したあたりから、流れが変わった。
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