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杜のほとりで

京都支局移転20周年/下 地域が育てる子供たち /京都

河原町丸太町交差点の北西にある御所東小学校。奥に毎日新聞京都ビルが見える=、添島香苗撮影

 昼も夜も、人々の交流が生まれる名物酒店が京都市上京区河原町丸太町にある。戦後間もなく創業した國田屋(くにたや)酒店だ。午前9時から翌午前1時まで営業。店内で生ビールや日本酒はもちろん、ウイスキーなども味わえる。地域住民はもちろん、全国や海外からも訪れるファンらが会話を弾ませる。

 その輪の中心にいるのは店主の國田裕幸さん(49)と妻利佳さん(49)、母洋子さん(74)、父武治さん(82)だ。洋子さんは子育てや家事をこなしながら、50年以上店を切り盛りしてきた。冗談交じりの会話に元気をもらう常連客は少なくない。「実際のところ、しんどいえ。希望は専業主婦なんやけど。元気なうちは店に出ていたいわな。楽しくやらんと損よ」と、地元への愛情をにじませる。裕幸さんも「地域とつながっていることを実感する」と話す。

 地域では高齢化が進む。一角を占める桝屋町町内会の町会長で今村書店店主の今村武久さん(76)によると、毎年8月の地蔵盆も近年は参加する子供がめっきり減った。新しいマンションの建設も続くが、町内会に参加する新住民はほとんどいない。「災害など、いざという時に頼れるのは地域の人。行事を利用してつながってほしい」と今村さんは願う。

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