外国からきた子どもたち 全国調査は画期的 愛知淑徳大・小島祥美准教授の話
毎日新聞
2019/9/28 東京朝刊
有料記事
462文字
- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷
外国籍の子どもの就学状況に詳しい愛知淑徳大の小島祥美(よしみ)准教授の話
外国籍の子どもの就学状況について、文部科学省が初めて全国調査をしたのは画期的なことだ。今回の調査で、就学不明や不就学について初めて確認した自治体もあるとみられ、日本も外国籍の子どもが教育を受ける権利を保障するスタートラインに立ったと言えるだろう。
一方、就学不明の外国籍の子どもが2万人超というのは深刻な事態だ。文科省が毎年実施する学校基本調査には、不就学の日本人の子どもを調べる「1年以上居所不明者」の項目があるのに、外国籍は対象外になっている。区別する正当な理由はなく、日本人と同様に調査を続け、居場所を突き止める努力をすべきだ。
この記事は有料記事です。
残り158文字(全文462文字)