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藤原帰一の映画愛

ホテル・ムンバイ 実際のテロ事件が題材、考えながら観てしまう

 映画を観(み)ているときには、我を忘れて没入するのが大原則です。いろいろのことを考えるのは見終わってからでいいわけで、観ているさなかにああだこうだと感想が浮かぶとすれば引き込まれていない証拠。観ている側のコンディションが悪いのか、あるいは映画の出来がもう一つなので引き込むことができないのか、そのどちらかでしょう。

 ところがこの映画、ああだこうだと考えながら観てしまった。映画の出来は悪くない、それどころか上手なん…

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