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「有権者全体の責任も」「ネタで差別あおるな」…N国・立花氏「虐殺」発言で波紋

NHKから国民を守る党の立花孝志党首=国会内で2019年9月9日、川田雅浩撮影

 NHKから国民を守る党(N国)の立花孝志党首が、動画投稿サイトで公開された対談で、世界の人口増加への対応について「あほみたいに子供を産む民族はとりあえず虐殺しよう」などとジェノサイド(大量虐殺)を容認するような発言をしたことに対し、SNSなどで批判の声が上がっている。立花氏は27日にアップした動画投稿で「そういうつもりはさらさらない」と説明したが、識者らは「国会議員としての資質が疑われる」と指摘する。【待鳥航志/統合デジタル取材センター】

 立花党首は19日に公開された元大阪府吹田市議との対談動画の中で、世界人口の増加問題に触れ、「毎年1億人の人が世界で増えているが、食糧は決まった量しか出ない。いずれ戦争が起きるのはある意味で自然の摂理。これを止めるには、人口を増やさないことを世界的に合意していくしかない」と持論を展開。「ばかな国ほど子供を産む。ばかな民族っていうかね。そういう人たちって甘やかしたらどんどん子供を産むから」と差別的な発言を連発した。続いて「食物連鎖のピラミッドで人間の天敵っていないから、人間が人間を殺さざるをえない、というのが戦争だと思う。とにかく子供を産まないように、殺し合いをしなくていいような(人口の)コントロールをかけるしかないのかなと思って。ある意味ものすごくおおざっぱに言うと、そういうあほみたいに子供を産む民族はとりあえず虐殺しようみたいな。いや、やる気はないけど」と発言。「ある程度賢い人だけを生かしておいて、あとは虐殺して、『ここでよし、あとはここからは子供をコントロールするぞ』って賢い人がやらざるをえない」とも話した。

 27日にこの発言が報道されると、インターネット上では「国会議員以前に人間としてダメ」「議員の失言の中でも最悪」などと批判が続出した。立花党首は同日夜に「誤解を招きかねない記事が出ているので説明する」として動画をアップ。「このまま人口が増えていくことを待っていて良いのかという疑問はずっと持っている。だからといって、そんなこと(虐殺)をしようとす…

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待鳥航志

1990年埼玉県生まれ。早稲田大大学院政治学研究科修士課程(ジャーナリズムコース)修了。2015年入社。高松、姫路の2支局を経て、19年5月から統合デジタル取材センター記者。関心分野はインターネットの文化や思潮、生活史、過疎地域など。

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