皮膚感覚レベルで共感できる歌手や芸能人のパフォーマンスは、庶民の心に深く刻まれる。特に苦労やつらさや痛みなど「あるある、そうなんだよね」というシンパシーは、リアルであればあるほど、大きく深くなる。昨年来、人気急上昇中の男性4人組「純烈」の「令和元年!最終決戦!!」と題したコンサート。鍛え上げた技術や天性の歌唱力といった評価軸ではなく、なりふり構わぬ一生懸命な歌とダンスや客のために汗をかくのをいとわぬ姿勢が大きな拍手を得る。「頑張ればどうにかなる」という、どこか泥臭い昭和的なスタイルが、クールな令和の観客の心に“ポッ”と温かな灯をともしているのだ。古くて新しい、いや、古いから新しい中年アイドルの姿を見た。
リーダーで俳優の酒井一圭が、復帰が危ぶまれるけがをして入院している最中の2007年、「夢に、何度も…
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