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消費税10% 生活どう変わる

10月1日に迫った消費税率引き上げでは、生活必需品の税率を現行の8%に据え置く軽減税率が初めて導入される。ポイント還元制度も実施されるため、対象商品の線引きや価格が複雑化する。

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消費税10% 生活どう変わる

キャッシュレス決済、ポイント還元 小規模店、重い負担

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営業準備に追われる加藤三重子さん。レジの横にキャッシュレス決済用の端末機を置く予定はない=名古屋市千種区で2019年9月13日午後4時2分、町田結子撮影
営業準備に追われる加藤三重子さん。レジの横にキャッシュレス決済用の端末機を置く予定はない=名古屋市千種区で2019年9月13日午後4時2分、町田結子撮影

 10月1日の消費税増税に合わせ、政府はポイント還元制度を導入する。参加する店舗は、キャッシュレス決済ができるよう電子マネーやクレジットカードに対応する必要があるが、小規模店には大きな負担となる。

レストラン、現金頼み

 「キャッシュレスには積極的になれない」。名古屋市千種区で親子3代続くレストラン「キッチンアラグサ」の加藤三重子さん(69)はため息をついた。昼は洋食、夜は本格イタリアンを手ごろな価格で提供する。食材が足りなくなり、近隣の食料品店に調達に行くこともしばしばだ。そんな時は手元の現金が頼みだが、客がクレジットカードで支払った場合、売上金が入金されるまで一定の時間がかかってしまう。

 店は亡き実母が1959年に創業。19歳で後を継いで以来、厨房(ちゅうぼう)に立ち続けてきた。今は次男(43)が店主を務め、パート従業員の力も借りながら20席ほどの店を切り盛りする。

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