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官民ファンド「A-FIVE」元専務退職金は満額支給 70万円だけ自主返納

元専務への退職慰労金の満額支給などについて記者会見する農林漁業成長産業化支援機構の光増安弘社長(右)と高橋孝雄専務=東京都千代田区で2019年9月30日午後4時14分、山下貴史撮影

 約92億円の累積損失を抱える農林水産省所管の官民ファンド「農林漁業成長産業化支援機構(A―FIVE)」は30日、結論を先送りしていた元専務への退職慰労金約1400万円の支給に関する議案について、第三者の法律事務所の調査結果を踏まえ、「満額を支払うことが妥当と判断した」と発表した。元専務は「迷惑をかけた」として約70万円を自主返納するという。

 元専務は、機構が6億4600万円を投融資し、後に破綻した貿易会社の社外取締役会長を務めていた。破綻後、機構には約600万円しか戻ってこなかった。元専務は破綻直前に、貿易会社社長の損害賠償責任などを追及しないことを約束する覚書を独断で作成するなどしたため、吉川貴盛農相(当時)が機構に調査するよう指導していた。

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山下貴史

1980年生まれ。2003年入社。神戸を振り出しに、鳥取、和歌山を回り、大阪社会部を経て統合デジタル取材センター記者。地方政治・行政の取材が多かったですが、何でもやります。好物は、古今亭志ん朝の「文七元結」

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