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経済観測

米レポ取引の混乱=国際公共政策研究センター理事長・田中直毅

 香港の騒乱、サウジアラビアの製油能力への外部からの攻撃、そして米中の保護関税導入による資材・部品に関する供給網の見直しなど、世界経済の混乱要因は増大した。にもかかわらず資金取引の円滑性が確保されているのは世界的低金利のゆえ、との診断が続く。

 しかし9月16日に始まる週は、米国のレポ(買い戻し条件つきの優良債券の短期売却)市場が混乱した。17日には米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を0・25%引き下げたが、これとは別にレポ金利が一旦年率10%をつけた。あわてたFRBは4日連続で自らの資産・負債勘定を膨らませ、流動性供給にはずみを付け、週末に波乱はやっと収束し…

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