消費税増税 世界経済に下振れリスク 国内景気腰折れ懸念も

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増税に伴い差し替えた消費税10%の新しい値札(上)と古い値札を見せるコンビニエンスストアの従業員=東京都品川区のローソン大井店で2019年10月1日午前0時、梅村直承撮影
増税に伴い差し替えた消費税10%の新しい値札(上)と古い値札を見せるコンビニエンスストアの従業員=東京都品川区のローソン大井店で2019年10月1日午前0時、梅村直承撮影

 消費税は1日、5年半ぶりの増税が行われ、税率が10%に引き上げられた。

 長引く米中貿易戦争などで世界経済が不安定な状況にある中、消費税増税による消費の落ち込みなど国内景気への影響を懸念する声は根強い。

 1日午後1時、家電量販店ヨドバシカメラの「ヨドバシカメラマルチメディアAkiba」(東京都千代田区)の店内は、前日までの駆け込み需要の活況から一転して閑散としていた。9月の売り上げは例年の1・4倍と絶好調で、とりわけ冷蔵庫やテレビ、洗濯機など大型家電の販売が伸びた。しかしこの日は、生活家電を販売する4、5階フロアでレジに並ぶ客はほとんどいなかった。原雄一副店長は「年末の商戦も控えているため売り上げへの影響は少ないと思っているが、注意が必要な状況」と話す。

 1日に発表された百貨店各社の9月の売り上げ速報も、高島屋が前年同月比33・2%増、大丸や松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングが同30・8%増と好調だった。増税前の駆け込み需要で、宝飾品や時計、バッグなど高額品の販売が大きく伸びたが、その分、増税後の反動が出る恐れがある。J・フロントは前回の増税時に売り上げ回復まで1年ほどかかっており、「今後は厳しくみていかなければならない」と警戒する。

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