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大岡信と戦後日本

/18 68年の朗読詩 他者と出会う「劇の時代」

大阪万国の開催初日、各ゲートからどっと入場した人々。中央は岡本太郎がデザインした太陽の塔。展示物やイベントの制作に多くの建築家や美術家、音楽家らが参加した=大阪府吹田市の万博会場で1970年3月15日撮影

 草月アートセンター(SAC)の活動が興味深いのは、1960年の安保反対闘争と60年代末の大学紛争という二つの時代の熱気を、芸術の面で架橋しているところがあるからだ。象徴的な事例として68年4月に計5回、東京・赤坂の草月ホールで開かれたイベント「EXPOSE1968 シンポジュウム『なにかいってくれ、いまさがす』」(SACと『デザイン批評』誌の共催)を見よう。

 タイトルはベケットの戯曲「ゴドーを待ちながら」のせりふから取られた。英語「expose」はむき出しにする、人目にさらすなどの意味だが、ここでは2年後に開催の迫った大阪での万国博覧会=EXPOが強く意識されていた。

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