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SUNDAY LIBRARY

著者インタビュー 真梨幸子『三匹の子豚』

◆『三匹の子豚』真梨幸子・著(講談社/税別1600円)

 童話「三匹の子豚」を覚えているだろうか。長子は藁(わら)の家に住み、次子は木の家に住む。末子は煉瓦(れんが)の家に住んで、末永く幸福に―。「立派な家を建てなさい」と言ったのが、母さん豚だったことを思い出してほしい。母はなぜ娘たちに家づくりを強要するのか。娘はなぜ母の教えを守ろうとするのか。そもそも煉瓦の家が本当に幸福なのか。本作は、何となく受け入れられてきた童話の深奥をえぐり、母と娘を巡る呪縛を軸に展開する。

「今回、特に母と娘の関係を描きたかったのは、自分が九州出身というのもあるかもしれません。九州の女というのは、とにかく男に甘いんです。亡くなった母もそうでした。中年になる息子に対して、幼い子供にするように世話を焼き、周りでは、嫁が来ると息子を取り合って女同士“マウント”する。『おしん』は佐賀へ嫁に行っていじめられますが、まさにあの世界が今もあるんです。子供の頃からこれでいいのか? これって何なんだ?…

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