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罪と更生の間で

再犯防止の現場/1 鳥取刑務所 9割再びこの場所に /鳥取

 「スーパーの店員さんがくれたから、本当は僕は悪くないんだ」

 この夏、鳥取刑務所で面会した野村忠義さん(80)=仮名=はそうつぶやいた。窃盗罪で懲役1年4月の実刑判決を受け16回目の服役となる。同刑務所には約300人が収容されており、入所者の9割が再犯という、いわゆる“累犯刑務所”だ。刑期を終えて出所しても再びこの場所に戻ってきてしまう。

 同刑務所の加藤学看守長は「再犯を繰り返すと自分の都合のいいように現実を変えてしまう人が多い」と指摘する。記者が野村さんに「(裁判で)無罪を主張すべきだったのでは」と水を向けると、取り乱した様子で「店員が持って行けと目配せしたのを拒否するのは悪いと思った。断れなかった責任があるし」。裁判ではスーパーで食料品を万引きしたことが認定された。

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