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記者の目

外国人と支え合い生きる 人間として付き合おう=和田浩明(統合デジタル取材センター)

外国とつながりのある子どもたちの日本語学習を支援するNPO法人青少年自立援助センターYSCグローバル・スクールの授業風景=東京都福生市で6月17日、和田浩明撮影

 毎日新聞のウェブサイトで「支え合う『移民時代』」と題した連載を続けている。270万人を超えて増え続ける外国人住民と日本社会はどう折り合っていけばよいのか。その問いに現場で向き合う人たちの経験や知恵から学ぶためだ。4月に新在留資格「特定技能」を導入し、外国人労働者の受け入れ拡大を目指す日本政府は、外国人支援策を強化している。それだけにとどまらず、さまざまな知見を蓄積する民間の提言も積極的に活用すべきだと考える。

 6月以降、連載の取材などで多様性の拡大や多文化共生の推進に関わる日本人や外国人約50人に話を聞いた。日本語教育や、医療サービスの提供、難民申請、外国につながる高校生の支援、生活相談、外国人による自助的な活動など取り組みは多岐にわたる。一方で、多くの人たちが共通して強調した点がある。外国人を、我々と同じ「人間」として遇することの重要性だ。

 一見、当たり前に思える指摘ではある。しかし、現実には低賃金で危険な長時間労働を強いられるなど、非人間的としか言いようのない扱いを受ける外国人技能実習生や労働者の事例は枚挙にいとまがない。外国人労働者を長年支援してきたNPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」(移住連)の鳥井一平代表理事(66)は「技能実習生からのSOSはしょっちゅう入る」と言う。日本は「外国人は監視・管理が必要という姿勢」の…

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和田浩明

1991年4月入社。英文毎日編集部、サイバー編集部、外信部、大阪社会部を経て2003年10月から08年3月までワシントン特派員。無差別発砲事件、インド洋大津波、イラク駐留米軍や大統領選挙を取材。09年4月からはカイロに勤務し、11年1月に始まった中東の民主化要求運動「アラブの春」をチュニジア、エジプト、リビア、シリア、イエメンで目撃した。東京での中東、米州担当デスク、2度目のワシントン特派員などを経て2019年5月から統合デジタル取材センター。日本社会と外国人住民やLGBTなどの今後に関心がある。

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