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「かゆみ」仕組み解明へ、アジア初の研究拠点 順天堂大が開設

順天堂大大学院に設置された「順天堂かゆみ研究センター」。左は高森建二センター長=浦安市富岡で2019年9月、小林多美子撮影

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 順天堂大学大学院・環境医学研究所(千葉県浦安市富岡)は、かゆみの原因や治療法を研究する「順天堂かゆみ研究センター」を設置した。抗ヒスタミン薬や保湿剤など既存の治療薬が効かない「難治性かゆみ」の克服に取り組む。かゆみの治療に特化した研究機関は米国とドイツで近年相次いで設立されているが、アジアで初めてという。

 同研究所は2002年に設立され、文部科学省の「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」などの助成を受けて、難治性かゆみの発症の解明と予防・治療法について研究してきた。更なる研究と治療法の確立を目指して、研究所にセンターの設置を決めた。センター長は研究所の所長で、高森建二・同大学院特任教授(皮膚科学)が就いた。

 高森教授によると、従来かゆみは弱い感覚の痛みととらえられ、研究が遅れていたという。近年になって痛みとは異なる神経が伝達することが明らかになっている。

 かゆみの原因は乾燥肌が最も多いが、糖尿病や腎不全、肝硬変などの内臓疾患や内服薬の影響などが原因になっているケースもある。

 センターのメンバーは学内外の研究者25人で、基礎医学と臨床医学が一体となり、かゆみのメカニズムの解明と治療法の開発に取り組む。

 高森教授は「かゆみは夜も眠れないほどの苦痛になることもある。生活の質や集中力が低下し、社会経済の損失にもつながる」と話す。

 センターでは一般向けにかゆみの原因や対処法、センターの最新の研究などを紹介するHP(https://www.juntendo.ac.jp/graduate/laboratory/labo/kankyo_igaku/kayumi/)も開設している。【小林多美子】

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