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福住楼/中 洪水、震災を乗り越え 福呼ぶコウモリの意匠 /東京

女将の良子さん(右)と仲居の桜木千晴さん。間にあるのが木彫りのコウモリ=神奈川県箱根町塔之澤の福住楼で

 ◆福住楼 神奈川県箱根町塔之澤74

 かつて旅館は2度の惨禍に見舞われながらも再起した。建物ごと流された1910(明治43)年の大洪水と、23(大正12)年の関東大震災である。4代目の澤村恭正社長(78)が言う。

 「大震災の修理には3カ月かかりました。その間に祖父は和の意匠を取り入れたのです」

 館内にさまざまな木彫りの装飾を施したのは2代目の正吉さん(故人)だという。その一つに旅館のシンボルでもある「コウモリ」の装飾がある。コウモリの中国語の発音が「五福(イーフー)」に似ていることから、長寿など五つの福を呼び込むと考えられる縁起ものだ。

 装飾とともに、客室の格式も高い。真書(楷書)、行書、草書――。書には書体があるが、建築の格式としてこの「真・行・草」が意識され、各部屋ともに「真行草のバランスがとれている」と澤村社長は言う。

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