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余録

「隔靴搔痒」。靴を隔ててかゆい足を…

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 「隔靴搔痒(かくかそうよう)」。靴を隔ててかゆい足をかくもどかしさをいう四字熟語だが、その反対を意味する四字熟語もあるという。「麻姑搔痒(まこそうよう)」というそうで、こちらはかゆいところに手が届く気持ちよさを示すようだ▲麻姑は長い爪をもつ仙女の名、その爪で背中をかけば気持ちいいだろうという次第である。このトリビア、「孫の手」はこの麻姑の手が語源というオチもある。なるほど仙女の伸びた爪よりも、かわいい孫にかかれた方が気持ちいい▲かゆみの伝承は西洋にもあり、古くは手のひらがかゆいのはお金が入る兆しという俗信があった。だが、ネットの健康相談をみたら、手のひらのかゆみは皮膚の疾患のほか、内臓の病気を表す場合もあるそうな。お金どころではない▲実際に糖尿病や腎不全、肝硬変などの内臓疾患や、内服薬の影響が原因の深刻なかゆみがあるという。一般のかゆみ止め薬の効かないつらい難治性のかゆみもある。そんなかゆみのメカニズムの解明にあたる研究機関ができたという▲順天堂大大学院が設けたかゆみ研究センターで、専門研究拠点開設は米独に次ぐそうだ。今まで弱い痛みと考えられたかゆみだが、実は痛みとは別の神経で伝達されている。皮膚の上辺のかゆみも研究が進むほどに奥は深いようだ▲先ほどの手のひらがかゆいという英語の言い回し、やがて賄賂など不正なお金を欲しがる欲深い手を意味するようにもなった。こちらの症例報告も絶えないが、実態解明と治療にあたるのは別の機関になる。

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