台風15号被害の千葉、通信設備の復旧進まず 1万回線超不通

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台風15号の影響で倒壊した送電線の鉄塔=千葉県君津市で2019年9月9日午後0時38分、本社ヘリから玉城達郎撮影
台風15号の影響で倒壊した送電線の鉄塔=千葉県君津市で2019年9月9日午後0時38分、本社ヘリから玉城達郎撮影

 9月の台風15号の影響で故障した固定電話やファクス、インターネットの光回線といった通信設備の復旧が進んでいない。NTT東日本によると、今月2日時点で千葉県内の42市町の計1万423回線が不通となっている。4日には今月中旬に復旧すると発表した。被災地の商店主は「客からの注文を受けられない」と訴えている。【加藤昌平、秋丸生帆】

 「受注が増えるお彼岸の時期だったのに」。木更津市内で切り花などを販売する早坂園芸木更津直売所の奈良明店長はため息をついた。台風15号が千葉市付近に上陸した9月9日から3日ほど後に停電は解消し、店も再開できた。だが、固定電話やファクス、インターネット回線は使えないままで、客からの注文を受けられない状態が続く。例年に比べてこの時期の受注は3~4割減り、今月1日までに約50万円の損失が出ているという。

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