メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

赤いダイヤ

「新小売り」の衝撃 中国、実店舗に「革命」 AI、ビッグデータ活用

 インターネット通販の攻勢で地場の商店やスーパーの閉店ラッシュが続く中国で、ネットと実店舗を融合させた「ニューリテール(新小売り)」と呼ばれる小売り革命が進行中だ。その主役は地場店舗を苦境に追いやったネット通販大手。人工知能(AI)やビッグデータなど最新技術を実店舗経営に注ぎ込み、革新的な店舗を次々と生み出している。その狙いは何なのか。中国の最先端技術を追う「赤いダイヤ」第5弾では、変革期を迎えた中国の消費の現場を巡った。【北京・赤間清広】

 北京に隣接する河北省に、習近平指導部の主導で未来都市「雄安新区」の建設が進んでいる。9月初旬に訪ねると、大勢の観光客がコンビニエンスストアのような店の前に列を作っていた。中国インターネット通販2位、京東集団(JDドット・コム)が運営する「無人スーパー」だ。店内にレジはない。商品を手にした客はそのまま出口へと向かっていく。これだけで支払いが完了するという。

 仕掛けはこうだ。客は事前に自分のスマートフォンに専用アプリを入れ、電子決済情報を登録。アプリのQRコードをかざすと入店でき、同時に店頭のカメラが顔写真を撮影する。商品を持って出口に向かうと、センサーが顔情報で個人を識別し、商品に貼り付けられたタグの情報を読み取って代金を自動で引き落とす。同社はこうした無人スーパーを国内20カ所以上で展開し、昨年はインドネシアに海外1号店を出店。国内外に事業を拡大…

この記事は有料記事です。

残り2385文字(全文2986文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 3歳児虐待死 コロナで家庭訪問できず、市リストから漏れ 福岡・中間

  2. 少人数学級の導入 財政審は否定的「効果はないか、あっても小さい」

  3. #排除する政治~学術会議問題を考える 「だんまり決め込むなら、学術会議はなくなったらいい」木村幹教授の痛烈投稿 その真意は

  4. 大阪市4分割ならコスト218億円増 都構想実現で特別区の収支悪化も 市試算

  5. 札幌で最多46人感染 芸能事務所でクラスター「メンバー体調不良でもイベント」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです